【2018年】4Kテレビのおすすめ人気メーカーランキング。テレビの選び方も解説！
4Kテレビが安くなってきましたね。以前は高すぎて一部の富裕層ぐらいしか持っていなかったのですが、現在は大手メーカーからも手の届くモデルがリリースされています。ドンキの格安4Kも登場して、ますます熱くなっている4Kテレビ業界。「そろそろ買ってみようかな」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は4Kテレビの選び方を交えつつ、おすすめのモデルについて紹介したいと思います。実は結構知っておくべきポイントも多いので、新規購入を考えている方はもちろん、買い替え検討中の方はザッと目を通してみると後悔する可能性が少し減るかもしれません。
4Kテレビの基礎知識
4Kテレビとは？
出典：4Kって何？｜共同テレビ
4KテレビのKとは、1000を表す単位「キロ」のKと同じ。つまり、4000テレビという意味です。
ご存知の通り、テレビは点の集合体によって映像を再現しているわけですが、この点の最小単位を「画素」（またはピクセル）といいます。この画素が横4000個×縦2000個あるテレビのことを4K2Kテレビ、略して「4Kテレビ」と呼んでいます。
4Kテレビとハイビジョンテレビの違いとは？
出典：4Kって何？｜共同テレビ
一昔前、高画質の映像を写すテレビとして「ハイビジョンテレビ」が登場しました。いわゆるHD画質を表現できるのが魅力です。ビデオオンデマンドサービスでもHD映像と書かれているものが多く、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
4Kテレビとハイビジョンテレビの違いは、「画素数」です。一般的なハイビジョンテレビの画素数は1920×1080。一方、一般的な4Kテレビの画素数は3840×2160。つまり、4Kテレビはハイビジョンテレビの4倍も高画質な映像を再生できるのです。
正直、4Kテレビって必要なの？
出典：4Kって何？｜共同テレビ
テレビ番組を見ている方や、PS4などのゲームをプレイしている方の中には、「別に高画質を求めていないんだけど」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、小さい画面で映像を見る場合、4K画質である必要はありません。ハイビジョンテレビでも十分です。
ただ、4Kテレビが本領発揮するのは”大画面”のとき。画面が大きいとハイビジョンテレビではところどころモザイクが掛かったように映像が潰れてしまうのです。しかし、画素数が多い4Kテレビならば細かい部分までしっかりと表現することが可能。50インチ以上の大画面テレビを購入するならば4Kテレビがおすすめです。
4Kを見るのに必要なものは？
出典：そもそも4Kテレビって何？ | Digital FUN! | テレビ ビエラ | 東京2020オリンピック・パラリンピック公式テレビ | Panasonic
4Kテレビだからといって、すべての映像が4K画質で楽しめるわけではありません。対応しているものだけです。2018年7月時点では、地上波または衛星放送は4Kに対応していないので、通常の4Kテレビで見ても違いは分からないハズです。4K映像を見るために必要なものとしては、4Kテレビのほか、「ネット環境」「プレイヤー」「ゲーム」が挙げられます。
現在、Amazonプライムやネットフリックスといった動画配信サービスが4K動画に対応しています。サービスを利用するにはネット環境が必要です。通常のTV番組と違って、好きな時間に好きな番組を見られるのが魅力。「テレビはつまんないから見ない」という方もぜひ一度体験してみてください。あまりの快適さに辞められなくなります。
4K映像を楽しむもうひとつの方法として、4Kブルーレイを見るという方法があります。従来のブルーレイよりも高画質なUltra HD Blu-ray(UHD BD)という規格で、対応したプレイヤーとディスクがあれば4K映像の映像作品を見ることができます。
最後はゲーム機です。PlayStation4やXbox One Xといった最新のゲーム機はほとんど4Kに対応しています。大画面でゲームを楽しみたいという方はぜひ4Kテレビを導入してみてください。グラフィックが美しくなるのはもちろんですが、文字潰れなども大幅に軽減されるので快適にゲームをプレイすることが出来ます。
4Kテレビの買い時は？
2018年の12月ごろ、BS/110度CSなどで4K放送が予定されています。おそらく、各メーカーはこの時期に合わせて、新商品を投入してくるはずです。具体的には2018年の秋ぐらいでしょうか。
価格競争が起こることが予想されるのはもちろん、従来モデルも一斉に型落ちになるため、価格も下がることが予想されます。今もすでに安くなっているので4Kテレビの買い時と言えるのですが、コスパを重視している方は、2018年の秋まで待ってみてください。
4Kテレビの選び方
液晶か有機ELか
出典：有機ELテレビってなに？4Kとはどう違うの？ | Digital FUN! | テレビ ビエラ | 東京2020オリンピック・パラリンピック公式テレビ | Panasonic
4Kテレビは大きく分けると「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」に分けることができます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、簡単に比較してみましょう。
液晶テレビは、液晶パネルにバックライトを当てることによって色を再現するテレビ。画面全体から光が出るため、黒色が少し明るく映ってしまう傾向があります。暗いところ映像や夜のシーンなどを見るときは、ちょっと違和感を覚えるかもしれません。ただし、液晶パネルは構造が簡単なため、大量生産をすることが可能。大型の4Kテレビでも比較的価格が安いというメリットがあります。
一方、有機ELテレビは自発光式の素材”有機EL”によって色を再現するテレビです。画素ひとつひとつの光をON・OFFできるのが特徴で、画素を光らなくすれば漆黒を再現可能。液晶テレビと比較して黒色が得意です。しかし、有機ELの製造には高い技術力が必要であるため、作れるのは一部のメーカーに限られます。液晶テレビと比べて価格も高めです。
HDR対応モデルから選ぶ
4Kテレビのなかには、画素数の多さだけで満足するのではなく、より映像を美しく再現するためにさまざまな機能を搭載しています。なかでも「4Kであることよりも重要なんじゃないか？」と必須レベルと言われているのが「HDR」。簡単に言えば”明るい部分をしっかりと描く機能”です。
従来のハイビジョンテレビでは、暗いシーンを映すときに画面全体が黒っぽくなって、明るい部分さえも暗くなってしまう「黒つぶれ」という現象が起こっていました。しかし、HDR対応ならば暗いところは暗く、明るい部分は明るく描き分けることができます。いわゆる格安4Kテレビ、または激安4Kテレビには搭載されていない可能性があるので注意しましょう。
その他便利機能で選ぶ
いくら性能が良くても、使いづらかったらストレスです。4Kテレビを選ぶ際は使い勝手にも注目してみてください。メーカーによって4K非対応のコンテンツも4K画質で再生できるモデル、スポーツやゲームといった素早い映像でも残像を抑えるモデル、ビデオオンデマンドが充実したモデルなど、さまざまな製品があります。
便利機能からメーカーをしぼってから、ハイエンドモデルやエントリーモデルなど、価格別に比較してみるのもひとつの選び方といえるでしょう。
チューナー内蔵かどうかチェック
2018年7月現在、まだ4K放送が行われていないので、チューナーを搭載したモデルはほとんどありません。今は特に問題はないのですが、将来的に4K放送が開始されたときは「チューナー内蔵モデル」かどうかチェックしましょう。
安いからと型落ちモデルを買ったはいいけれど、「チューナー非搭載だったために4K放送が見られなかった……」という悲しい事態になりかねません。一応、別売りのチューナーを購入すればいいのですが、購入してすぐに4K放送を楽しみたいという場合は要注意です。
4Kテレビのおすすめメーカーランキング
第1位 ソニー
ソニーの魅力は、安価な液晶テレビであっても有機EL並の高画質を実現している点です。たとえば、新モデルの4K液晶テレビ「X9000Fシリーズ」は、有機ELにも使われている映像処理エンジン「X1 Extreme（エックスワン エクストリーム）」を搭載。さらに、直下型LED部分駆動を採用することで、液晶の弱点だった暗いシーンも高精細に描きます。
また、倍速駆動パネルに加えて「X-Motion Clarity（エックス モーション クラリティー）」を搭載しており、スポーツシーンのような動きの早い映像もなめらかに再現。PS4との親和性が高いのもソニーならではの魅力といえるでしょう。価格と画質を両方重視したいという方におすすめのメーカーです。
第2位 東芝
東芝は、日本で初めてBS/CS 4Kチューナー内蔵テレビを発売したメーカー。来るべき4K放送に対応したテレビを購入したいという方は、チューナー内蔵モデルの4K液晶レグザ「M520Xシリーズ」または「BM620Xシリーズ」がおすすめです。
東芝の強みは「ノイズに強い」というところ。映像に合わせてノイズ処理を行うことによって、大画面でも映像のザラザラ感を抑えており、細かなところまでくっきりと再現することが可能です。ただし、ソニーの4Kテレビと比べて黒色がちょっと明るいのが残念。発色が気になる方は上位モデルの有機ELテレビがおすすめです。
第3位 LG
LGは、韓国のソウルに本社を置く企業。ソニーや東芝、パナソニックといった企業が利用している有機ELパネルは実は自社製ではなく、このLGグループから仕入れています。国産の、しかも大企業が頼るほどの高度な技術力を有したメーカーです。
低価格ながら、高品質。ノイズも少ないので動画配信サービスやブルーレイといった4Kコンテンツを高画質に描きます。ただし、外資系メーカーだけあって地上波への対応がイマイチ。輪郭の線がやや硬めなので、好き嫌いが分かれるかもしれません。高コスパの4Kテレビを探している方におすすめのメーカーです。
おわりに
現在は各メーカーの動きが落ち着いていますが、4K衛生放送の開始に伴って、大きな動きがあると予想されます。現状、チューナーを搭載したモデルを販売しているのは東芝ぐらいですが、ソニーやパナソニックも必ず内蔵モデルを出してくることでしょう。
今すぐ必要というのでなければ、ぜひもうちょっと待ってみてください。おそらくヨドバシやビックカメラといった大手量販店もセールをやってくるでしょうから、今よりもお得に購入できるはずです。
